ヨベームン
ヨベームンは「呼ぶもの」です。
山や海辺で耳元や遠くで叫んだり、ガヤガヤ話し声を立てたりします。
山ノ神、天狗、魔物などの説があって、新島では怖いもの恐ろしいものとされています。
(ヨベーモンに呼ばれて、返事をすると、連れて行かれたり、化かされたりすると言われています。)
はちん爺と、こくでえ爺が赤磯にノリ採りに行ったときの話しです。
赤磯には、のりも大して付いていなかったので早めに磯を引き上げましたが
余り早く家に帰っても仕方がないと間々下で日を暮して、大三山を回って帰りかけると
木材をドスン、ドスン転ばしてはヤ−イ、ヤ−イと騒ぎながら呼び声がします。
こくでえ爺は、この暗闇の中で何事だろうと訝っていましたが、
はちん爺は山の若い衆だ返事をするなと足を速めました。
大三様の鳥居を過ぎると間もなくヨベ−ムンは離れて行ったということです。
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